６月定例市議会 終わる

原発再稼働に関する意見書可決

Ｂ型・Ｃ型肝炎患者救済の請願が採択

新つるおか2012年7月8日No.1798

　鶴岡市議会６月定例会は６日から25日まで開かれました。

　当局提案の議案は、一般会計補正予算、鶴岡市定住自立圏形成協定の議会の議決に関する条例、保育所設置及び管理条例の一部改正、由良コミニュティセンター建設工事の請負契約、市営住宅ちわら団地の改修工事請負契約、救助資機材搭載型消防自動車・高規格救急自動車等の取得などが上程され可決されました。
　日本共産党市議団は、朝日地区の大泉保育園と大網保育園を本郷地区の朝日保育園に統合する議案に反対しました。

■請願・意見書

　請願では、３月議会で継続審査になっていた「Ｂ型肝炎・Ｃ型肝炎患者の救済に関する請願」が全会一致で採択されました。

　「脳脊髄液減少症のブラッドパッチ治療の保険適用と医療費無料化を求める請願」は、共産党市議団、市民クラブが賛成、新政クラブ、政友・公明クラブ、無所属議員の反対で否決されました。

　共産党市議団が提案した「原子力発電所再稼働に関する意見書」は全会一致で可決されました。

　意見書では「『再稼働先にありき』の政府の結論を押しつけることは厳しく慎まなければならない」と指摘し、「大飯発電所をはじめ原子力発電所の再稼働に当たっては福島第１原発の事故の十分な検証を踏まえるとともに、国民的議論と合意形成を十分行う」ように求めたものです。

　「国保『広域化』にあたって国の負担引き上げと市町村独自施策を守る」意見書は、自民・公明系の会派から「国会では広域化の国保法改正に賛成した」とのことで調整がまとまりませんでした。

■学童保育の保育料の減免が充実

　補正予算では、学童保育の低所得世帯に対する補助が保育料の半額、上限５０００円への引き上げ、市役所駐車場に電気自動車急速充電設備の設置、定住自立圏構想推進事業として映画・映像を活用した広域的まちづくりの費用などが可決されました。

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