個人情報保護運営審議会
医療連携ネットワーク接続で
新つるおか2012年5月20日No.1791
新市発足後初めての市個人情報保護運営審議会が６日開かれ、関徹市議が委員として出席しました。
鶴岡市は、「個人の権利利益の保護を図り、もって公正で信頼される市政を推進することを目的」に個人情報保護条例を制定、個人情報の取得・利用・提供を制限するとともに、その例外について調査審議するための審議会の設置を定めています。
■本人以外の同意の確認は
審議に付された案件は、荘内病院でおこなわれた診療行為を記載した診療録、各種検査結果等の情報を、「医療連携ネットワークちょうかいネット」に登録された医療機関等にオンライン結合（通信回線で提供）によって提供することの是非についての、荘内病院事業管理者からの諮問についてです。
関市議は、
①提供の条件となる「本人または家族の同意」の内、本人以外の同意の確認の方法について、
②情報を提供した先（ちょうかいネット）のセキュリティー対策について質問しました。
荘内病院医事課長から、
①（ちょうかいネットを運用する）医師会が書類による確認を取る、
②地域連携協議会で十分注意喚起していく、などの答弁がありました。
他の委員から、「本人に意識が無い場合の同意」「セカンドオピニオンの保障」「提供した情報の改ざん防止」などの質問・意見がありました。
■管理は万全に
審議の結論として、「荘内病院による医療連携ネットワークの運用には、オンライン結合は必要である。」
付帯意見として「当該個人情報は、診療録、各種検査結果等の重大な個人のプライバシーに関するものであることから、その管理には充分なセキュリティー対策を講ずること」と答申されました。