介護保険制度が創設されてから12年、保険料は事業計画が策定される度に上昇してきました。
鶴岡市の保険料は県平均や国平均と比べて高い位置にあります。
市議会３月定例会に、24年度からの介護保険料改正案（第６段階基準額で年額６万４６００円）が提案され、さらに大幅な負担増が迫られます。
一方、１割の利用料負担の重さから、要介護認定を受けてもサービスを利用しない人、要介護認定を受けない人が残されてきました（サービス未利用者割合＝平成18年度15・２％ １０６０人、22年度14・９％ １１８６人）。
特別養護老人ホームに入所を申し込んでも、施設が足りないために入所できない人が年々増加し、「保険料あって介護無し」の事態が広がっています。
保険料の抑制、特別養護老人ホームの増設、利用料軽減は第５期計画に求められる重要課題です。（次号に続く）
・第５期介護保険料／ 22・６％増の提案
