看護師確保に全力を
民医連が県に要請
新つるおか2011年10月16日No.1759
山形県民主医療機関連合会は９月16日、看護師の確保･養成数増員等を県に要請し懇談、渡辺ゆり子県議も同席しました。
要請内容は、①独立行政法人日本海総合病院や鶴岡市立荘内病院の看護師採用について、地元民間病院からの｢引き抜き｣をやめるよう指導する、
②県内の看護師養成定員数を増やす(特に庄内地域で)、
③看護師定着のため奨学金制度復活など進める、の３点です。
県の船田孝夫･地域医療対策課長、森谷健･医師･看護師確保対策室長補佐らが応対し、「庄内地域の病院に対するアンケートで、看護部長から『１００名ほど足りない』の声があることは認識している」、「看護師の採用については病院の意向を尊重しなければならないが、地域医療全体の観点から、法人や公立病院には伝えていきたい」、「Ｕターンも含めて県内への看護師定着のための取り組みを強化していく」と答えました。
要請に参加したある看護部長さんからは、｢看護師養成数を増やしてほしい｣、「足りないなかで奮闘する民間病院は、労働強化で看護師確保がますます困難となる」など切実な訴えが出されましたが、当局は「当面は県内定着に力を入れて検証･協議していく」と繰り返すにとどまりました。（『こんにちは渡辺ゆり子です』10月２日号）