▼党県議団は、吉村知事が就任して２周年となる14日に懇談しました。
私が「おめでとうございます。ブルーのスーツが素敵です。マラソンにたとえると21・１㎞の折り返し点を過ぎました」と申し上げると、知事から「ありがとうございます。就任の日のスーツです。山登りでは５合目、胸突き八丁もあり気を抜かずに頑張ります」の返答がありました。
▼県は２０１１年度予算案を15日、県議会に内示しました。
農林水産業の再生や子育て支援、景気・雇用対策などに重点配分し、一般会計の総額は２年続けて６千億円を超え６００７億１８００万円となりました。
▼歳入は、県税が10年度当初を２・３％上回る８８０億円。国の地方財政対策で増額が見込まれる地方交付税は５・１％増の１８５０億円。臨時財政対策債が25・１％減となるため、県債は12・８％減の８８７億９千万円。財源不足に対応した財政調整基金の取り崩し額は46億９９００万円で、11年度末の残高は３０９億７千万円の見込みです。
▼歳出は、投資的経費が10年度当初比０・４％増の９１０億９９００万円。国直轄事業費負担金の維持管理費が完全廃止され公共事業も減少する中、県が景気対策と位置づけた社会資本の長寿命対策など県単独事業は23・６％増の３６２億３８００万円を計上し前年並みを確保しました。
▼９月議会でとりあげた住宅リフォーム費用に対する助成制度には６億３１００万円、対象戸数６千戸分が計上されました。
県住宅建築課によると、
①補助金申請の窓口は市町村。
②補助対象事業に耐震化、省エネ化、バリアフリー化、県産材木使用のいずれかが含まれること。
③補助率10％、補助額の上限20万円、市町村独自補助は別。
④補助金は申請者の口座に振り込む等です。（県議 笹山 一夫）
