市農業委が主催
農業の意見交換会
ＴＰＰ参加反対を(三浦議員)
鶴岡市農業委員会（三浦伸一会長）主催の農業に関する意見交換会が４日、東京第一ホテル鶴岡で開かれました。
２００６年度から、市農業委員会と市認定農業者会議（菅原和行会長）、市議会産業建設常任委員会（五十嵐庄一委員長）による懇談の場として開かれ、５回目となる今回は、農協の生産組合長会、青年部、女性部などにも参加を呼び掛け、約60人が参加しました。
■食は生命
産業建設常任委員の三浦幸雄議員も出席し、次のように発言しました。
「ＴＰＰ参加は反対だ。人・物・金も市場原理になったら日本の農業はダメになる。
この地域のおいしい米や野菜等は外国の物とは違う。
細川政権時代に輸入米が入荷したがおいしくなかった。
ある大臣が１・５％の比率しかない農業のために日本の産業が犠牲になると言っているがとんでもない話だ。
食は生命。世界の中で日本は関税が２番目に低い。
スーパーで米10㎏４０００円以下で供給するのは邪道だ。
医療・介護・金融業も含め日本の中で大混乱が起きる。
農家は生産するだけでなく、多くの国民に日本農業を守るために訴えていくことが大事だ。
そのために、議員も行政も一緒に、日本の農業を守るために頑張
っていかなければならない。」
参加者からは、「コメ戸別所得補償でも前年度の収入に届かない」「制度移行で１００万円以上の減収も出ている」などの苦境の実態が出されました。
