▼「これから神奈川の息子のところに行く。春になったら帰ってくる。」このおばあさんに運転免許はなく路線バスもないため、普段の買い物は近所の人の車に乗せてもらうが「雪が降ると気の毒でお願いできない」といいます。
▼小さな集落の商店の品揃えは少なく清涼飲料の自動販売機が大きく見えます。
そのような集落で移動販売車を見かけます。
また、生協の共同購入を利用している世帯もあります。
▼商店のない集落では決まった曜日に店開きする「便利屋」が頼りです。
自治会長さんは「勤め人のいる世帯は全で街から買ってくるので『便利屋』の商売も大変なようだ」
と語ります。
▼生協の移動販売車が上山市を走る様子がテレビで放映されました。
近々、国道３４５号線沿いの温海地区の集落も走る計画もあると聞きます。
▼「町の医者に行く時、いつも近所の人と一緒に親切な○○さんに乗せてもらっているが、急に具合が悪くなった時○○さんに頼むのは気が引けて困る」と一人暮らしの方は言います。
聞けば聞く程、雪の多い集落での独り暮らし老人の生活は大変と思います。
▼移動販売車で掴んだ情報を生活協同組合のネットワークを生かし、「福祉・医療」の分野を含む地域の安心に繋がる事業に発展させて頂きたいと切に願います。（県議 笹山 一夫）
