▼日本共産党山形県委員会と県議団は29日、国税庁、農林水産省、文部科学省、厚生労働省、国土交通省との交渉を衆院議員会館で行いました。
高橋ちづ子衆院議員、大門実紀史参院議員、紙智子参院議員から交代で同席して頂きました。
２つ紹介します。
▼鶴岡税務署の税務調査で納税者を不当な扱いした問題で、「個別の案件には答えられない」と辞任した柳田法務大臣と同じ台詞による回答に、参加者一同唖然としました。
「実情を調査したのか」の問いに「担当を通して聞いた」との回答があったので、大門参院議員と当事者は別室で交渉しました。
▼「ＴＰＰ（環太平洋戦略的経済連携協定）への参加検討を中止すること」の要求に、「政府として参加の検討することになったので情報を集めている」と回答。
後に農水産省国際部の担当者は「国民との約束である食料自給率50％達成について省内論議は尽くされていない。ＴＰＰ問題は内部で検討していたが、菅首相が国会で参加を表明するとは考えていなかった」と民主党が強調する「政治主導」を批判しました。
▼省庁の担当者は、法令や通知を回答と称して早口で述べます。
私も交渉の回数を重ねる中で意見交換の内容も進化し、県議会で取り上げる課題が具体的に見えるようになりました。（県議 笹山 一夫）
