鶴岡市議会９月定例会
突出したバイオ関連投資は問題
鶴岡市議会９月定例会が７日から29日まで開かれました。
共産党鶴岡市議団は、加茂水族館改築の設計費や豪雨災害対策などの補正予算に賛成。総額16億円となる先端産業支援センター拡張事業では、工事請負契約について「先端研への突出した多額の税金投入は産業振興策として大きな問題」だとして反対しました。
■21年度決算審査
21年度決算審査では、党市議団は一般会計、国保、高齢者医療、介護、下水道、病院の各会計決算に反対。他会派・議員はすべて賛成しました。
加藤太一議員が29日、決算反対討論に立ち、「合併調整で地域の特徴だった施策や制度が廃止され、住民の負担が増えた。公立保育園の民間委託や、非正規労働者が増やされるなど行財政改革の問題。先端生命研究に対する３億円超もの支援は問題だ」などを指摘し、「市政運営は市民のくらしと福祉を守ることに軸をおくべき」と訴えました。
■少人数学級不採択
共産党市議団紹介の請願では、鶴岡民商婦人部から出されていた「所得税法56条廃止」を求める請願が継続審査となりました。
県教組田川地区支部から出されていた「30人以下学級実現」を求める請願が、共産党市議団４人と市民クラブ５人を除く会派・議員の反対で不採択とされました。
