何でも相談会

医療生協の無料低額診療で病気発見

　６月13日こぴあ２階で「何でも相談会」を開催しました。

　弁護士や司法書士、医療生協、労働組合と共産党市議団が応対しました。

　当日は21人の方から相談があり、市議団と医療生協が担当した一例について報告します。

■失業で受診できず

　庄内町在住の50代後半の男性は、来場時に所持金７００円しか持っていなく、まともな食事は半月も食べていないとのこと。以前は自宅売却の収入と妹からの仕送りがあったが、現在は仕送りも途絶えているという状態でした。

　本人は２００８年12月に派遣切りとなり、失業が続き、体調不良となっても医療機関に検診や受診歴は全くありませんでした。

　相談の中で庄内医療生協の無料・低額診療を紹介し、受診をすすめました。

　本人は翌日、協立病院で受診し、その結果「腹部大動脈瘤（りゅう）」の疑いがあることがわかり、日本海病院に紹介して診察をしていただきました。

　６月15日には本人と庄内町に出向き、生活保護の申請をし受給が決定しました。

　本人は７月に入って日本海病院で手術をおこない、現在入院しています。

　市議団に「１日も早く健康を回復して自立していきたい」と御礼の声が届きました。（三浦幸雄議員）

■無料低額診療

　庄内医療生協では、生活困難で医療費が払えない人を対象に、２００９年４月から『無料・低額診療』をおこなっています。

　昨年度１年間の実績は、申請17件中認定16件で、うち全額免除15件、減額１件でした。

　相談では生活保護や他の制度の活用につなげることができたケースもあり、実際に認定された以上に大きな効果を上げています。

　相談窓口は

●協立病院相談室
電話（24）６４８８

●協立リハビリ
電話（78）７５１１