▼鳩山首相は「学ぶにつけ、沖縄に存在する米軍全体の中で、海兵隊は抑止力が維持できるという思いに至った」と言います。真実でしょうか。
▼最近の対話で「海兵隊は日本を守る抑止力になっている。北朝鮮は危険な国だ」と力説される方もいます。
改めて、赤旗の記事を紹介します。
▼米国は、海兵隊を実践部隊の海兵「遠征」軍として組織し、第１と第２軍を米国本土に第３軍を日本の沖縄と岩国（山口県）に駐留しており、２００４年以降でもイラク・アフガンへ２万人以上が派兵されています。
文字通りの海兵「遠征」部隊です。
▼防衛省作成の「防衛白書」では「国防費の国際的な統一的な定義はない」が「ＯＥＣＤの購買力平価」によると「07年度国防費」は、①米国②英国③フランス④日本⑤ドイツの順番。日本は第４位の軍事費大国です。
ロシアと中国の国防費は、ＯＥＣＤのデーターが存在しないという理由で比較表が載っていません。
また、北朝鮮は国家予算に占める国防費は16％と記されていますが額は示されていません。
▼国民が「事実と異なること」を「真実」と思い込まされている現実があります。
真実を伝える赤旗を多くの人に届ける努力が必要です。（県議 笹山 一夫）
