後期高齢者医療制度が１日、導入から３年目を迎え、保険料が値上げされました。３月市議会では、共産党市議団は「後期高齢者医療は廃止すべき」と値上げ予算に反対しました。
鶴岡・田川地域社保協（岩本鉄矢会長）では、４月15日（木）午後３時から４時まで、こぴあ前で制度廃止を求める街頭宣伝・署名行動をおこないます。
■１８９６円値上げ
鳩山政権は、保険料の値上げを抑えるために国庫補助を入れるとしていましたが、実施せず、保険料が引き上げられました。
山形県は均等割が対前年１１００円上がって３万８４００円に、所得割が対前年０・27ポイント上がって７・12％になり、１人当たり平均では１８９６円上がって年額４万６７８円になり、増加率４・９％は東北で最高です。
■65歳から差別か！
制度の廃止を公約して大躍進したはずなのに、廃止を先送りにし、さらに差別の対象を65歳以上に改悪しようとしています。
厚労省の新制度案では、65歳以上の高齢者の全員を国民健康保険（国保）に加入させ、65歳以上と65歳未満では別勘定とする費用負担の試算を示しています。
同じ市町村国保の加入者といいながら、会計は別。これでは後期高齢者医療制度の対象年齢を75歳から65歳に下げただけで、「うば捨て山の入山年齢を引き下げただけ」ということになります。
参院選で日本共産党の躍進を実現し、お年寄り差別の制度は廃止させましょう。
