▼「明るい県政をつくる会」（鈴木輝男会長）は20日、山形市の大手門パルズで２０１０年度総会を開きました。89年の知事選で毛利健治氏を擁立し運動する政治団体として発足した「明るい会」は、20年目の昨年１月25日投票の県知事選挙で吉村美恵子氏を支援し勝利しました。
▼総会の前の講演会の講師は高橋節副知事。演題は「２０１０年度の県の主要施策について」。高橋副知事に高校再編等に関する質疑や要望も出されました。
また、県商工労働観光部長の佐藤和志氏が県政シンポジウム「緊急雇用対策と地域に根ざした産業振興」のパネリストとして出席する姿を見て、ある参加者は「知事選に勝つと『明るい会』でもこんなに変わるんだ」と感想を述べました。
▼「県福祉保育労は毎年要求書を出し県執行部と懇談してきた。吉村県政となり声が届いていると実感できるようになった」「県内４ブロックの知恵袋委員会は高齢者の声が届く仕組みだ」と。
私は「共産党県議団が批判してきた『最上小国川ダム』や『有機ＥＬ研究支援の在り方』の説明会が、山形、鶴岡、新庄の各市で開かれる。県民の声に耳を傾ける知事方針の具体化」と報告しました。
▼役員改選で新会長に戸塚功弁護士、新副会長に佐藤匡子さんが選出され、鈴木輝男さんは顧問に就任しました。
加藤太一氏は鶴岡・田川代表として幹事に再選されました。
戸塚功氏の「これまで知事選挙で１カ月間だけ運動する『明るい会』が、通年運動する組織に変わった」との閉会挨拶が印象的でした。（県議 笹山 一夫）
