▼一年前の２月16日、吉村知事が初登庁し行った「政治と行政のもっとも重要な役割は『県民の生命と生活を守ること』そのために『対話を重ね、心通う、人を大事にする温かい県政の実現』それを目指して、私と一緒に頑張りましょう」という職員訓示は多くの人に感動を与えました。▼吉村知事は、「明るい県政をつくる会」（鈴木輝男会長）の構成団体である「県労連」「農民連」「民商」「民医連」とも会談を行いました。選挙公約の「県民対話」は公平でした。
▼これまで議会傍聴は県議後援会の動員が中心でした。ところが知事の所信表明を聞く議会傍聴者が増えました。その結果、共産党を除く「会派協議会」の密室協議が左右してきた議会の開会時刻が是正されました。
▼吉村知事は派遣村実行委員会（代表戸塚功弁護士）から「年末年始生活相談窓口の開催」の申し入れを受け市町村と協議。厚労省は相談窓口を全国１９４カ所（うち山形県15カ所）と発表しました。県と市町村の認識がかみ合った事例と言えます。
▼「明日の天気は変えられぬが政治は変えられる」という言葉を教わりました。この一年、私の実感です。（県議 笹山 一夫）
