「医療費でお困りの方は、まずはご相談ください」４月から庄内医療生協ではこんな呼びかけを始めました。
社会福祉法に基づく『無料・低額診療』制度で、医療費の患者負担分を免除・減額する事業です。
生活費にはほど遠い年金しか支給されない高齢者や、まじめに一所懸命働いても生活保護基準以下の収入しか得られないワーキングプアが増加し、世界恐慌の広がりで若者まで解雇されています。
病気にかかっても医療費の一部負担金を払えないために診療を受けることができず、命を落としたり、症状を悪化させたり、治療を中断しなければならない人が増え、このまま放置すれば住民の命と健康はいっそう深刻な事態に追い込まれます。
地域社保協の聞き取り調査でも、国保税の減免措置の世帯は45％、軽減されても滞納している世帯は鶴岡で14・６％と、生活困難の広がりは深刻です。
そのため、社会福祉事業法で制度化されている「無料・低額診療事業」の認可を受け、生活困難で医療費が払えない人を対象に、医療費を無料、または軽減する事業を始めました。
実施する医療機関は鶴岡協立病院・附属クリニック・協立リハビリテーション病院の３事業所です。
医療生協では気軽に相談を呼びかけています。
相談窓口は
●協立病院相談室
電話（24）６４８８
