▲09年度一般会計「骨格予算」案は義務的経費に、景気・雇用対策を盛り込んだ結果５５８９億円と08年度当初比１・５％減の規模です。吉村知事は６月県議会に「肉付け補正予算」を提出しますが、不況の影響で県税収の大幅減など厳しいかじ取りになります。
▲歳入の２割を占める県税は18％減の９６０億円。法人２税は１６０億円の減。地方交付税８％、国庫支出金14％減。財源不足を補うため、調整基金80億円を取り崩し、09年度末の基金残高は85億円の見込み。地方譲与税は20％増。県債発行額は、20％増の９３９億円。09年度末の県債の発行残高は08年度より増加し、１兆１４０２億円の見込みです。
▲歳出の約３割を占める人件費は、１・２％減の１６９２億円。公債費は微増の９４９億円。投資的経費は、景気・雇用対策の公共事業を盛り込んだため骨格予算ながら７４４億円と前年度の８割を確保。景気・雇用対策は、中小企業への融資枠拡大分の３００億円を含め４０１億円。農林水産業分野に20億円、防災対策や教育・雇用環境の整備などに68億円。
▲知事は、公約に掲げた乳幼児医療費の無料化を小学生まで拡大、中学校２年生に少人数学級を導入、生活保護世帯に対する修学旅行支度援助の予算を組みました。
今後、党県議団は知事候補・吉村美栄子さんと合意した政策の実現に全力を挙げます。(県議 笹山 一夫)
