市民プール管理問題で

教育長に申し入れ

　党鶴岡市議団は９日（金）、市教育委員会に対し、「市民プールの管理運営についての申し入れ」をおこないました。

　市教委からは斉藤英雄教育長、秋庭スポーツ課長が出席しました。

　申し入れの主な内容は以下の４点です。

　�@横領事件を起こした水連に対して、厳格な調査をおこなう、

　�Aスイミングクラブの運営に市が関与し、会員及び職員の意見が十分反映されるようにしていくこと。

　�B市教委のこれまでの管理のあり方も総括し、公平・公正なものに改めること。

　�Cロッカー、ソファー、壁など、プールの施設・備品を改修すること。

■指摘の一部認める

　教育長は、「12月の答弁を若干補足する」として回答しました。

　�@監査の対象にならないと考えるが、何らかの調査は必要であり直後からおこなっている。今後も継続する。

　�Aそういう立場で努力している最中である。16日には関係者の協議を予定している。

　�B公平・公正におこなってきた。

　�C予算の許す範囲で対応していきたい。

■市民の注目集まる

　昨年12月議会では、市当局は「水連のプール管理に問題はなく、監査は必要ない」「市の管理にも問題はない」という立場を表明し、他会派は問題の究明を求める党市議団の提起を拒否していました。

　しかし、今月５日の「新年名刺交換会」で富塚市長は、「管理者として陳謝」を表明しました。

　この問題に対する市民の関心を反映して、申し入れの模様は新聞各紙でも報道され、その後、党市議団には「市の態度はおかしい」「市議団の主張に賛成する」などなど、共感と激励の声が寄せられています。

　党市議団は、市民の健康づくりと子どもの健全育成、市民スポーツの振興をめざして、これからも取り組みを継続していく考えです。