党地方議員研修会で国保問題を学ぶ

　日本共産党山形県委員会主催の第５回地方議員研修会が18日、県委員会事務所で開かれ、「国民健康保険の問題と打開すべき課題について」、中央社会保障推進協議会事務局次長の相野谷安孝氏から講演を受けました。

　相野谷氏は、��自分のことは自分でおこなえ�≠ﾆいう「自己責任」、��サービスを受けるのならその対価は自分で支払え�≠ﾆいう「受益者負担」双方を求める構造改革のなかで、国民健康保険制度の形骸化が加速している。国保法はその第一条で、「社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」と定めている。しかしいま、国民の命と健康を守るための制度が手遅れによる多数の死亡者を生み出している。背景には、個人の支払能力を超えた高すぎる保険料があり、この値上げに歯止めがかかっていない。保険料を払えない人や無保険の人が多数生み出され、「国民皆保険」の理念は崩壊の危機に瀕している。国保の目的と逆行するもので、これ以上の国保制度の変質を許してはならない、と語りました。