６月議会閉会

年金天引きの税徴収に反対

　鶴岡市議会６月定例会は27日閉会、当局提案の20年度補正予算案３件と条例改正など25議案が可決されました。

　日本共産党市議団は、市民税を公的年金から天引きする制度の導入と、国保税の課税限度額引き上げに反対しました。

　公的年金からの市民税天引きは、65歳以上の年金受給者を対象にするもので、平成21年10月以降老齢等年金給付から実施されます。

　国民健康保険条例の一部改正では、課税限度額が現行65万円から68万円に引き上げられます。適用期日は平成20年４月１日です。

■異常な党利党略

　市民団体からの請願では、山形県社会保障推進協議会から提出された「後期高齢者医療制度の見直しを行うことを求める請願」、庄内農民センターから提出された「ミニマムアクセス米の輸入停止を求める請願」が与党会派の反対で不採択となりました。

　ところが、与党会派は同じくミニマムアクセス米の見直しを求める農協提出の請願には賛成しており、請願団体によって差別する党利党略的態度をあらわにしました。

　議会が同じ趣旨の請願を一方は採択、もう一方は不採択など矛盾した議決をすることは、本来許されません。

　共産党市議団は議長に対し、議会運営委員会を開くべきだと求めましたが、議長は聞き入れませんでした。