「農事組合法人庄内産直センター創立20周年記念祝賀会」が24日、東京第一ホテル鶴岡で開かれました。朝日支部の「大黒舞」でオープニングし、佐藤光雄・組合長理事が主催者あいさつをおこないました。
佐藤組合長は、「安全・安心・信頼の農産物を生産し、消費者とのネットワークを拡大してきた20年」を振り返り「88年に鶴岡市農民組合産直部会として発足（会員14名）。94年には、事務所・倉庫・精米プラントを建設。96年には農事組合法人となり、98年からは横浜市内の保育園と『田植え・稲刈り交流会』を始めて昨年で10回目。毎年の交流人数は３００人を数える。組合員は１５０世帯に増え、米・枝豆・メロン・果樹・加工等の各部会を持ち、事業量も２億５千万円に前進した。東京都港区では全校が学校給食で庄内産直センターの米を使われるまでになった」と挨拶しました。
２泊３日の日程で來庄した横浜の保育園関係者は19名。齋藤悦子さんが「交流を通して私達は変わりました。農作業を体験し子どもたちは、本当にお米が大好きになりました」と祝辞を述べました。
遠藤重輔・県農民連前組合長は「商業主義に陥ることなく農民連運動と一体となって進んできたことを忘れてはならない」と乾杯の音頭をとりました。
参加者１００名は、純米吟醸「大山騒動」(産直センターが羽田酒造に委託製造)をお土産にいただきました。
県の農業産出荷額は２２１２億円、農家数６万１千戸。１戸当たり３６２万円です。「ものを作ってこそ農民」の庄内産直センターは１戸当たり１６６万円です。
20周年を祝して詠む 佐藤 文子
天地の恵み受けたる農なりや
我等明日また土耕やさむ
（県議 笹山 一夫）
