下水道使用料等審議会が答申まとめる

合併による使用料統一で大幅値上げも

　第６回鶴岡市下水道使用料等審議会が10月31日開催され、下水道使用料についての諮問に対する答申を合意しました。

■月千円以上も

　今回の諮問は、平成20年から21年度までの料金について協議したものですが、合併によって使用料を統一するために、各地区で維持管理費を１００パーセントにすることを目標に調整するとしており、20�dから30�d使用の家庭で一ヶ月１０００円から１４００円もの大幅引き上げになる世帯も出てきます。

　使用料体系の統一では、官公署団体営業用、浴場用（公衆浴場は残る）、臨時用が廃止され、用途区分が無くなります。

　今回累進制を導入していない地区はそのままとなりますが、次回にその導入が示され強い反対論も出ました。

　その他の事項として、低所得世帯への福祉施策の導入。接続率向上のための助成制度の充実。経営の効率化などが盛り込まれました。

　実施は当初、来年４月でしたが、実務的な理由で５月実施とするように答申しました。

　加藤太一委員（市議）は、今回改定で大幅な使用料負担増になる世帯が出るこなどから使用料統一と使用料体系の統一の一部に意見を述べ、態度を保留しました。