福祉用具取り上げないで

介護保険を良くする会が対市交渉

　介護保険を良くする市民の会は18日、福祉用具貸与をうち切られる人への救済策や制度変更の十分な説明などを求める緊急の対市交渉をおこないました。

■ベッドが無ければ寝たきりに

　交渉には、約20人が出席。「ベッドがあれば自分で起きあがれる人がいるのに、取り上げられれば寝たきりになる」「当事業所の50人の利用者が『なぜ』と戸惑っている」「自分で買えない人がいっぱいいる」など、利用者の切実な状況が訴えられました。

　ベッドを利用している加藤さん（82歳）からは、「今回の制度改正の理由は『寝たきりを無くす』ということだったが、ベッドを取り上げると介護予防になるのか。」と怒りの声がありました。

■求められる市の努力

　市当局は、「皆さま以外には要望が出ていない」「国や県の指導でできない」「基準づくりが困難」などと述べて救済策は拒否、「研究はする」と述べるにとどまり、影響調査と「求めがあった場合」の市民への説明などはおこなうとしました。

　打ち切りの対象となる人は４〜５００人にのぼると見られ、鶴岡でも影響は深刻で、良くする会は、これらの問題を広く市民に知らせながら、運動を継続していく計画です。

　交渉には関徹市議が参加しました。