農薬飛散防止策に助成を要望

ポジティブリスト制の対応で

庄内農民センター

新つるおか2006年7月2日No.1496

　庄内農民センターは23日、「ポジティブリスト制」に伴う農薬飛散防止策について、費用の助成などを鶴岡市に要請しました。

■生産者の問題で直接支援は考えていない

　菅井巌副組合長（鶴岡市農業委員）と梶昇司事務局長が要請内容を説明したのに対し、農業振興課長は「飛散対策は生産者の問題なので、農協と生産者で対応してもらいたい」と回答し、行政としての直接支援は考えていないとの認識を示しました。

　一方、マイナー作物には登録農薬がないため、これまで使用してきた農薬が使用できなくなる問題について、「除草剤のメーカーに温海かぶの登録を要請しているが、今年のものには間に合わない」と、市当局も対応に苦慮しているようでした

　要請には三浦幸雄市議も同席しました。

ポジティブリスト制…食品衛生法の改正により、５月29日から残留農薬の基準がネガティブリスト（原則自由で規制農薬のみ規定）からポジティブリスト（原則禁止で残留を認めるもののみ規定）に変更されました。