６月市議会閉会

療養病床の削減反対

意見書を否決

新つるおか2006年7月2日No.1496

　鶴岡市議会６月定例会が23日閉会しました。

■合併協議会設置議案が追加提案

　最終日に追加提案された三川町との合併協議会設置の議案には、三川町長からの申し入れと三川町議会の議決を受けての提案であり、党議員団も賛成し可決されました。

　鶴岡市表彰条例の制定、ロータリー除雪車３台の購入、高齢者福祉センターおおやまのショートスティを50床から26床に減らし、養護入所定員をその分増員する改正、市立第２中学校の改築工事の契約（平成19年11月完成）等の案件に賛成しました。

　高金利引き下げを求める請願は可決され、関係機関に意見書を提出しました。

　庶民増税・消費税増税反対と教育基本法の慎重審議を求める請願は継続審査となりました。

　党議員団が発議した「療養病床削減に反対し入院・介護の充実を求める」意見書は、三浦幸雄議員が提案。賛成討論を関徹議員、反対討論を佐藤博幸議員がおこない、賛成少数で否決されました。

■「愛国心」通信簿　市内18校で

　鶴岡市内の小学校では、６年生の社会科の通信簿で「愛国心」を評価の対象として記載している学校が、40校中18校であることが党議員団の調査で明らかになりました。

　国会での教育基本法改正の質疑の中で、小泉首相も文科大臣も、ふさわしくなく必要ないと答弁しています。

　学習指導要領の中に児童の評価項目として「愛国心」が含まれています。

　使用している文章はおおよそ次ぎのようなものです。

　「我が国の歴史と政治及び国際社会における我が国の役割に関心をもち、それを意欲的に調べることを通して
、我が国の歴史や伝統を大切にして国を愛する心情をもつとともに、平和を願う日本人として世界の国々の人々と共に生きていくことが大切であることの自覚をもとうとする。」