日本共産党鶴岡市議団は26日、06年度鶴岡市予算に関する要求書を提出し交渉をおこないました。合併に伴う未調整項目があるため、予算査定は本所・支所単位におこない、内示は20日とのことです。
■合併前の決算を比較すると
合併前の04年度普通会計歳入歳出決算額は①鶴岡市３６７億円（人口９万８８００人）②温海町56億円（９７００人）③藤島町55億円（１万１８００人）④羽黒町53億円（９４００人）⑤朝日村44億円（５４００人）⑥櫛引町43億円（８２００人）の順で、人口とは比例していません。
人口１人当たりの歳入（うち地方税、地方交付税）比較では①朝日村81万６千円（税11万円、交付35万８千円）②温海町56万８千円（税７万９千円、交付25万１千円）③羽黒町56万４千円（税６万５千円、交付24万円）④櫛引町52万円（税７万３千円、交付23万５千円）⑤藤島町46万７千円（税８万３千円、交付17万５千円）⑥鶴岡市37万２千円（税10万６千円、交付９万８千円）の順で、過疎指定の朝日、温海が上位を占めます。
歳入計は６１８億円（地方税１４１億円、交付税94億円）ですが、１人当たりの市町村格差は歳入で２・２倍、地方税は１・７倍、地方交付税は３・７倍あります。
合併後10年間の財源は従来どおりの保障をするとの宣伝ですが、合併特例債の引き延ばしや地方財政計画の動きを見ると雲行きは怪しくなってきます。
斎藤知事の予算内示は14日で、21日開会の県議会では三位一体改革に反対し、住民要求の実現のために全力を挙げます。（県議 笹山 一夫）
