三浦 厚生労働省は生活保護行政の「手引」を作成し通知した。その内容は、生活保護の申請時から決定に至るまでの対応や調査と指示による締め付けなどを強めている。
これは、生活保護法を変質させる全くひどいものになっており、市としてこの「手引」をどのように運用するのか。
健康福祉部長 「手引」は技術的助言として受け止めている。事例に応じていうことになるが、通知の趣旨にそって適正な運用に心がける。
三浦 生活保護の相談は、負い目を感じながら窓口に来ることになるので、相談は懇切ていねいな対応を心がけるべきと考えるが。
健康福祉部長 職員の対応については、そうした心情に配慮した懇切ていねいな相談に心がけていきたい。
■例外的な事例で車の保有も想定
三浦 生活保護においては、車の保有は認めていないが、車があることにより就労に結びつき、自立の助長につながる場合は、一部保有を認めるなど運用を緩和できないか。
健康福祉部長 車の保有については認められないという原則を踏まえながら運用をおこなうことが大前提であるが、合併により地域が相当広くなり、今後例外的な事例も出てくるのではないかと思う。そうした事例に応じて適切な運用を図っていきたい。
