三川町長　合併撤回

町民世論が町政動かす

　三川町の阿部誠町長は25日、鶴岡市との合併協議からの離脱と自らの辞職を表明しました。

　同町では鶴岡市との合併に向けた動きが進められてきましたが、05年10月の鶴岡市を中心とした６市町村合併後の現実を目の当たりにして、町民世論が次第に変化し、合併に期待してきた層も含めた広範な町民が「合併の是非は住民投票で」という条例請求運動を展開。町民の４割の支持を得た署名が提出されていました。

　日本共産党三川町委員会と佐藤政弥町議は、この運動の先頭に立って奮闘してきました。

　阿部町長は「このままでは町民の理解を得られない」として、合併に反対する意向を示しました。