加藤太一

顧問の仕事に基準はないのか

新つるおか2005年12月25日No.1471

加藤　行政顧問は多くの市民の疑問がある中で委嘱された。仕事はどんな基準でおこなうのか。

総務部長　旧町村の実情を把握するため市長が直接聞くものだ。設置規定は設けるが、執務日や勤務時間は設けない。

加藤　仕事の基準はないということか。新市の建設計画の見直しで行政顧問がどういう役割を果たすのか。

市長　財政事情で計画を見直しする場合に、責任ある対応をするため行政顧問を選んだ。私が旧町村に直接出かけて聞く。会議は月１回と決めた。

加藤　支所で旧町村長のような振る舞いがあってはならない。

市長　そういうことがないよう、支所長を通じて言ってある。

■合併の不利益を救済すべき

加藤　藤島町でおこなわれていた下水道接続に関わる住宅改修融資あっせん事業は、合併で３００万円から１２０万円に減額された。羽黒・温海の住宅改修融資事業は継続されている。残すべきではなかったか。

建設部長　合併の事業調整で鶴岡市に統一となり、新市全域とした。改正は考えていない。

加藤　藤島で残っているのが２１４戸で約７％だ。合併で不利益を受けている住民に、受益者負担金の減額など救済する方法がないか。

建設部長　県の住宅リフォーム融資制度もある。受益者負担金で補うことは本来の考えを崩すことになる。