笹山県議２００７年度予算案に反対討論

しんぶん赤旗東北版2007年3月15日

　日本共産党の笹山一夫県議は13日、２月定例会で52議案中、２００７年度当初予算案をはじめ12議案に反対し、討論しました。

　就任３年目となる斎藤弘知事は、07年度の予算で県事業を「義務」と「非義務」に分ける考えを継続し、乳幼児医療制度の改悪や私学助成削減、緑環境税新設など県民に痛みと負担を押し付ける予算編成をしています。

　笹山県議は予算案に対し、「県立高校、県立職業能力開発校、県立農業大学校の授業料の値上げ、県営住宅駐車料金の値上げ、新設する港湾施設使用料、介護保険支援専門員証更新手数料などで、総額１億２６００万円の負担を県民にもたらすもの」と反対しました。

　やまがた緑環境税は県民に５億６０００万円の負担を求めるもので、税制改悪により非課税だった年金生活者も課税されている中で「この人たちを直撃するものだ。拙速であり、やめるべきだ」と撤回を求めました。

　笹山県議は、慶応大学先端生命科学研究所の慶応高校生のサマーキャンプ費用と大学生の授業料免除費用を研究費補助の名目で全額支出し、私学助成を削減するなど、県民に痛みを押し付ける予算だと反対しました。

　議案は自民、民主、公明、社民の賛成多数で可決、オール与党体制が明らかになりました。