教育基本法　改悪反対で意見交換

「アピール」渡し党県委　山形県教育長と　　　　　（しんぶん赤旗2006年6月10日東北版）

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　日本共産党山形県委員会（後藤太刀味委員長）は九日、教育基本法の改悪について、佐藤敏彦県教育長と懇談しました。

　懇談には、後藤委員長と笹山一夫県議、佐藤まさゆき県常任委員（参院山形選挙区候補）、渡辺ゆり子山形市議（山形市区県議候補）が参加しました。

　後藤氏らは、党の「教基法改悪に反対するアピール」と、教基法改悪反対演説会（六月六日）での志位和夫委員長の講演大要を掲載した「しんぶん赤旗」を手渡し、懇談しました。

　佐藤教育長は、人格の完成、個人の尊重、平和主義の「三本柱でやってきた日本の教育はすばらしいものだった」と述べるとともに、いじめや家庭教育など教育をめぐる問題について「国をあげた議論で考えていく必要がある」と語りました。

　後藤氏らは、全国で問題になっている「愛国心」通知表が三川町の小学校でも実施されている事実を指摘。全県の調査を求めましたが、佐藤教育長は言明を避けました。

　全国いっせい学力テストについて、佐藤教育長は、「結果の取り扱いが問題になる。学校間の競争をすすめるようになってはならない」と述べました。

　後藤氏らは党の民主的教師論や市民道徳、愛国心についての見解を述べ教基法改悪案の問題点を指摘するとともに、廃案を目指し国民的共同を広げる決意を語りました。