鶴岡市議会公明党の富樫正毅議員「政務活動費（公金）の適切な活用へ」と題する文書に対する反論（2023.01.24）

２０２３年1月2４日

２０２３年1月2４日

鶴岡市議会副議長　富樫正毅　様

日本共産党鶴岡市議団

団長　菅井　巌　

長谷川　剛　

坂本　昌栄　

加藤　鑛一　

「政務活動費（公金）の適切な活用へ」と題する文書に対する反論

　鶴岡市議会公明党の議会広報誌の中で、富樫正毅議員（副議長・公明党）が、「政務活動費（公金）の適切な活用へ」と題する文書を掲載し、配布しています。

　内容は、主として共産党市議団に対する攻撃文書です。

　議長は市議会を代表し、各会派の意見を尊重して、公平公正に議会を運営していく責務がありますが、議長を補佐する副議長が、会派を一方的に批判する文書を市内に配布する「常軌を逸した」行為と思います。

　富樫氏は、政務活動費の手引きの改訂（改定？）で座長を務め、「自家用車によるガソリン代は認めない」「広報費における政党活動、後援会活動、選挙活動の記載は認めない」等の結論に至ったとし、その議論の際に、共産党市議団の「新つるおか」が、政党活動の記載や「赤旗」への折り込み、政務活動費の按分処理に疑問が残ったとしています。

　改定の立場から、改定前のことを問題にするには無理があります。

　改定前は、政党活動の記載と按分は認められていました、

　富樫氏は、「政務活動費は市民に説明できるものでなければならず、事務局や議長から指摘されてこなかったとの説明は、他人のせいにするのは言語道断」と言っていますが、報告書と成果品である「新つるおか」は、全て責任を持って公開しています。

　「新つるおか」は、平成３０年７月の改定時に議会事務局の助言に基づいて、業者の編集委託料請求額と印刷費に区分けし、按分を印刷費のみとしてきましたが、今回の指摘を受けて、広報費全体を按分すべきと「誠実に」判断したもので、「不正の疑惑」はどこにもありません。

　手引き改定」に誠実に対応し、新つるおかの「定期発行」は政務活動費を使わず、自前で発行することを決めました。

　富樫氏は、「謝罪しない共産党市議団」と攻撃しています。

　今回の政倫審は、新政クラブのガソリン代不正請求の個人責任を回避するため、その原因を政務活動費の手引きに転嫁し、手引き見直しを図る中で、真相究明に努力してきた共産党市議団を狙い撃ちにした報復そのものです。

　政倫審の審査結果は、委員の可否同数で意見が二分されています。新政クラブの場合の全委員が可としたことと全く異なります。

　共産党市議団の広報費は適正に使用されていたもので、不正はありません。

　政倫審の採決と議長の措置は、「報復」として、新政クラブと同様の「議場における陳謝」ありきを前提としており、共産党市議団が従うことが出来ないのは当然のことです。

　富樫氏は、新政クラブに対しては、犯罪にも相当する公費の私的流用に対する批判は一言もありません。

　政倫審を他党攻撃の場として利用し、議会副議長として公正な議会運営を図るべき立場にありながら共産党攻撃に終始しています。

　「政務活動費（公金）の適切な活用へ」と題するのであれば、市民から監査請求が出された「ガソリン代問題」などにも触れるべきでしょう。

　以上、反論と致します。

「政務活動費（公金）の適切な活用へ」と題する文書に対する反論　→　PDF